バンドソー
より細かくなった切込み制御による切削効率と、新インターフェースによるユーザビリティを向上させた、大型特殊鋼・難削材の切断に適した、最先端のマシンです。
DAITOバンドソーSGA800は、大型の特殊鋼(ステンレス鋼・ダイス鋼・ニッケル合金・チタン合金など難削材)の高速・高精度切断に威力を発揮するマシンです。より細かくなった切込み制御による切削効率の向上。切削状況のモニタリングや鋸刃の状態を見ることができる、新しいインターフェースによるユーザビリティの向上。速さだけでなく、使い勝手のよさも追求した最先端のマシンです。
バージョンアップをしたSGA800は、新型サーボの採用によって切削効率が向上したことにより、切断速度がおよそ10%アップしました。
鋸刃の切込み速度を制御するサー ボモーターに、分解能が高い新型 を採用。より細かく的確に切込み速 度の制御を行います。さらに高能率 で鋸刃にやさしい切削が可能になり ました。
■熟練不要のプログラム入力
タッチパネルで形状と材質※を選択 するだけで、サイズは機械が自動計測 します。切削条件は、お客様のご使用状 況に応じて簡単にカスタマイズができ、 材質の微妙な違いにも対応できます。 ※パイプなどの形鋼は、厚みなどの入力が 必要になります。
■複合インターフェース
入力画面は、大きく使いやすい12イ ンチのタッチパネル。機械の操作は、 直感的で動作が確実な押しボタンとレ バー。すばやく、必要な動作と情報に アクセスできる、使いやすい複合イン ターフェースです。
■視覚に訴える動作状況
押しボタンは、薄暗い工場でも見やすく 発光。また、自動切断の条件が整うと、 ボタンが点滅して準備の完了をお知ら せします。
お客様で、すでに二次元コードを利用した社内システムをご使用でしたら、お使いの伝票に記載されている二次元コードを読み取っていただくことで機械に切断長さ、個数を読み込ませることができ、プログラム入力が不要になります。
詳しくはご相談ください。
■切削状況の可視化
材料形状、切断中の鋸刃の位置、切曲 りの状態など、リアルタイムにモニタ リングしています。視覚的に表現する ことで、切削状況が一目でわかります。
■ツール管理
登録した鋸刃が、どの材質をどれだけ 切断したか、使用時間や切断面積など 鋸刃の状態を見ることができ、鋸刃の 寿命管理に有効です。
■日報・月報の出力
自動運転時間・切断時間・切断面積など、生産予測に必要なデータが得られます。日報や月報としてデータ出力ができ、能率アップやコストダウンに役立ちます。
材料の搬入準備動作(鋸フレーム上昇、メイン・送りバイス全開)と、残材の搬出準備動作(残材を送りサドルで後退)をワン タッチで行えます。バイスの開閉やフレームの上昇など、わずらわしい一連の段取り操作を、ボタンひとつで機械が自動で 行います。
材料送り込み時には、送りバイスをシフトして材料をメインバイス基準側から離し、材料のキズやひっかかりを防止 します。送りバイスは戻り時には左にシフトし、材料のキズを防止します。
材料先端検出
材料を送りバイスで「クランプ」し「自動」に入れると、機 械がレーザーセンサーで材料の先端面を検出し、1個目 から正寸で切断します。
バックゲージ機能
端材切断の際は、送りバイスがバックゲージに早変わり。 位置決めされた送りバイス先端に材料を押し当てれば、 簡単に正寸が得られます。
材料の搬入に便利な副操作箱
機械後方搬入側には、バイスの締め弛めやフレーム昇降 など、材料搬入時によく使うボタンを配置した副操作箱 を備えています。
全面ローラー式のテーブル面
材料搬入側の送り台は、 全面にフリーローラーを備えてい ます。 重い材料でもスムーズに送り込むことができます。
油圧式鋸刃インサート
鋸刃のインサートは油圧クランプ式です。 締付力が安定 しており、切曲りの発生が最小限に抑えられます。
切曲りセンサー
切曲りセンサーのプローブが、 切曲りによる鋸刃の前後 への倒れに追従。許容値を超えると切込みが停止し、 誤 作を防ぎます。
バイス連動式鋸ガイド
自在側の鋸ガイドの位置は、 連動板によって自在側バイ スの動きに連動します。 材料サイズが変わっても鋸ガイ ドがつねに材料に最接近し、 切断精度や鋸刃寿命を向上 させます。
正・逆回転式ツイン鋸ブラシ
正・逆回転式ツイン鋸ブラシで、切り粉を刃先から確実 に除去し、切削性能及び鋸刃寿命の維持をはかります。