DAITO のコラム開先加工機KCWⅡシリーズは、コラムの両端に開先加工を行うダブルタイプの開先加工機です。1つのカッターヘッドに2台のモーターを搭載することで、KCW1000Ⅱは1回の加工で開先量50mm、KCW800Ⅱは40mmという、これまでにない強力な切削を実現しました。
1つのカッターヘッドに2台のモーターを搭載したツインモーターによって、力強い切削を行います。これまで複数回切削が必要だった厚い材料でも、1回の切削で加工できます。
本機の摺動部には、リニアガイドを採用しています。回転や拡縮の追従性がよく、つねに高精度の加工が保持でき、大きな材料もきわめてスムーズに加工されます。
ドラムの回転をサーボモーターで制御することにより、加工位置に応じて繊細なカッターコントロールを行います。精度よくスムーズな切削とともに刃物の寿命延長がはかられます。
長辺と短辺の比が1:0.6 までの長方形コラムの加工が標準で可能です。
※外R(板厚)により制限があります。
機体はフルカバーです。切り粉が周囲に飛び散る心配がなく、つねに安全。コーナーに曲線を用いた優しいフォルムで、機械本体もコンパクトにまとまっています。
加工プログラム作成は簡単
登録済みの材料データを選び、開先量などの数値を入力するだけで加工プログラムが完成。LAN によるオンライン化にも対応できます。
速くて静かな切削
スパイラルカッターの採用により切削抵抗を低減。より早く、かつ静かな切削を行います。
反転切削
ドラムの旋回が正転でも逆転でも加工を行います。加工が終わったあと、元の位置に戻ることなく次の加工を行いますので、タイムロスが生じません。
容易なカッター交換
開先カッターの交換はコンベア面より上の位置で行えます。付属の挿入用治具を用いれば容易です。
バイスシーム逃がし (KCW800Ⅱはオプション)
複数の溝が設けられたバイスが、材料のシームの位置に溝が合うよう上下してからクランプします。材料を確実に固定するため、高精度な切削を行います。
■C-DASP | KCWⅡシリーズは、バンドソーやライン装置、その他周辺機器を組み合わせることで、コラム用全自動ラインC - DASPを構築することができます。 素管の供給から、切断、2次元コードを読み取って加工プログラムの呼び出し、端材処理、製品ラベルの貼り付けによる在庫管理、開先加工、製品の払い出しまで全自動で行い、大幅な生産性向上とコストダウン、省人化を実現します。 ※バンドソー及び各装置・コンベア類は機械本体に含まれません。 |
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材料を機械の中心に正しく寄せる機構を備えたコンベアです。