DAITOバンドソーNA700 は、鋼管・形鋼の束ね切りに特化した全自動マシンです。調整不要の門型押さえバイスが材料全幅にわたって押さえ込み、しっかり固定。束ねた材料を精度よく一度に切断し、生産性向上に貢献します。
鋸刃装着の妨げになるものがない構造のため、スムーズに鋸刃を掛けることができます。鋸刃を固定するインサートの締めスイッチが手元にあるので、無理な姿勢をとることなく鋸刃交換を行えます。
送りバイス・メインバイス・前バイスは、送材の際に自動で両側に開きます。材料の表面を擦らず、キズの発生を防ぎます。
入力画面は液晶ディスプレイで、タッチパネル方式です。加工データは製品長さと切断数を入力、形状を選択するだけです。
現場事務所のPC とバンドソーをLAN でつなぐことで、遠隔で切断プログラムを入力することができます。
機械オペレーターは素材のセットと自動開始ボタンを押すだけ。帳票の読み方やプログラム入力が不慣れなことによる、人為的ミスや誤作を防ぎます。
詳しくはご相談ください。
門型押さえバイス
送りバイス・メインバイス・前バイスの各上部に門型押さえバイスを搭載(前押さえバイスはオプション)。材料の大きさが変わっても、押さえ板の調節や脱着は不要です。
シャトル送り
送りバイスは800mm のシャトル方式。束ねた状態のまま正確な位置決めを行います。
バイス連動式鋸ガイド
自在側の鋸ガイドの位置は、連動板によって自在側バイスの動きに連動します。材料サイズが変わっても鋸ガイドがつねに材料に最接近し、切断精度や鋸刃寿命を向上させます。
設定の楽な操作盤
鋸刃の切込み制御は切込み圧力弁搭載の油圧方式で、多様な材質・形状に対する切削条件設定が楽です。プログラム作成や数値確認は、切削中でもタッチパネルによって行えます。
レーザー式材料上端検出
材料上端の検出を光電センサーが行います。従来のメカ式に比べ、構造が単純で、鋸刃交換が簡単になりました。
バイス圧力調節装置
薄肉パイプなどの変形を防止するために、バイスの圧力を調節することができます。
鮮明な光線器
切断位置を示す光線器は、光源に強力なLED ランプを使用。明るい工場でも鋸刃のカゲがよく見え、切断位置合わせに便利です。
チェーン式チップコンベア
チップコンベアは、チェーンに取りつけたレーキで切り粉をかき出す方式です。つまりがなく、切削液のキレも良好です。
全面ローラー式のテーブル面
テーブル面はメインバイス部以外全面にローラーが並べられています。重い材料の位置ぎめもきわめてスムーズです。
微量の切削油を鋸刃の刃先に吹き付けます。材料を濡らさず後処理が楽です。別途エアー源が必要です。
タッチセンサーが切断中の鋸刃の角度をつねに監視。切曲りが許容値を超えると機械は自動停止し、誤作を防ぎます。
後端切断の際、安全で能率よく作業が行えます。切削中の材料の振動を抑えて鋸刃のビビリや欠けを防ぎます。
搬入時にコンベアへ材料を載せる際、材料を機械本体にぶつけないよう補助します。